天目の器型に荘重な釉薬、多彩で素晴らしい鎌田作品に暫し見とれてしまった。
   独自の釉薬は、油滴天目・耀変油滴天目・翠青天目・黄天目・柿天目に窯変銀奬
   天目など、それぞれに黒や銀、紺青など艶消し調の味わい深い輝きを湛え、間近に
   見て興味が尽きない。久しぶりに見応えのある個展であった。
                                             2002.5.21

    〔これまでの個展〕
     作陶30年記念 鎌田幸二 展  1999.9.30-10.6  日本橋島屋