作者の志野は、鮮やかな朱に色づく器肌 　が印象的｡連綿と受け継がれてきた美濃伝 　統のやきものが、キレの良い造形と思い切 　った釉使い､趣深い焼き上がりで､現代の陶 　として見事に表現されている｡以前から注目 　していた若手作家の新作展、その感性を十 　分に鑑賞することができた。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005.5.19
〔これまでの個展〕　　加藤康景 作陶展　2002.5.1-7　松坂屋美術画廊